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2009年4月15日 (水)

【3】 変化を受け入れよう

11期生 S.R.さん

同窓と酒を飲むと必ず、早稲田本庄の話になる。学院生が大人しくなってしまったこと、ステイ生が激減していること、校歌や紺碧で盛り上がらないこと等など、心情的には寂しい内容の方が、話題に多くのぼる。言うまでもなく、共学化の影響が大きいのだろうと思う。

しかし、私は敢えて言う。共学化を嘆き、過去を懐かしむのはもうやめようではないか。少子化が止まらない以上、共学化は必然で不可避だった。
「俺が学院生だった頃の○○はこんなもんじゃなかったぜ。」こういうことを言うのは、老化現象以外の何ものでもない。

早稲田大学本庄高等学院は共学化という大きな変化を成し遂げた。変化することができることは強さの証なのだ。時間は残酷無慈悲で一切の物を過去の遺物にしてしまう。でもそれでいいじゃないか。今日現在の早稲田大学本庄高等学院は、私達=同窓会の学校ではもはやなく、彼ら=在校生の学校なのだ。共学化という大きな変化の結果、学院がどうなってしまうのか、私にはよく分からないが、いずれにしても、それは在校生が決めることなのだ。

失敗やリスクを恐れ、過去を肯定する理屈を見つけ、変化を拒んではならない。早稲田本庄の反骨精神、在野精神は、共学化すると消えてしまうのか。違うだろう。早稲田本庄の反骨精神、在野精神とは、変化を拒み時代から取り残されることではない。変化を恐れず、むしろ積極的に挑戦し、時代を先取りしてこその早稲田ではあるまいか。

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