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2009年8月 5日 (水)

【17】應援部と本庄

24期生 長沢 知諭さん

「無くなっては困るが、自分ではやりたくない部活」

そんな感じでよく同期の者からは言われていました。(笑)

やはり、厳しい部活と言うイメージによりなかなか人が入りにくく部員数も少なくなるという状況が本庄高等学院のみならずどこの高校でも起きているようです。
しかし、みなさんもご存じの通り稲綾祭などでの應援部のステージは本庄高等学院の名物と言っても過言ではないイベントになっていると感じられます。
そのステージで校歌・紺碧をみんなで歌ったから今も覚えているという人も多いのではないでしょうか。
早大学院の友人などに話を伺うと、應援部がないことで校歌や紺碧を歌う機会がなく、歌詞が全然わからないと言っていました。
そう考えると校歌や紺碧を元気よく歌えることも本庄出身者の特徴なのかなと思いました。

私は三年生の時に本庄高等学院の共学化というものを目の当たりにしました。二年間の男子校生活を送っていた私にはとても大きな変化でした。
應援部にもリーダー部だけではなくチア部もできて本庄高等学院應援部の應援スタイルも少しずつ新しいものに変化していきました。
女子部員は元気がよく一年目にしてほとんどの曲の振り付けをマスターしてくれました。
リーダー部・チア部による新しいステージや應援は良い形でまとまっていたと感じます。
男子校の象徴と言えた学ランを身にまとった應援部が共学化になり男子・女子部員が力を合わせ一つの應援という物を作り上げる共学の象徴になってくれた様に私は思いました。
新しい本庄高等学院の姿を私は應援部の中に見たような気がしました。

應援部として男子校からの伝統を引き継ぎ、学院生の大きな行事にかかわっていた私は変わらない伝統と変わっていくべき伝統とは何なのかそんなことを三年生の時に考えていました。
稲綾祭の紺碧の様子も男子校世代が減るにつれてだんだんと変化しています。
時が経つのは早いもので今年はいよいよ1年生から3年生までが共学化の代となり、どんな稲綾祭がおこなわれるのか非常に楽しみです。
私が考えていた新しい伝統がそこにはあるのではないかなと思っています。
今年の稲綾祭は9月19日・20日に行われるそうで、例年よりも早い開催になるそうです。
お時間のOBのみなさんは是非新しい本庄高等学院の姿を見に行ってみてください。
私も現役の部員たちに負けないぐらい全力で大学生活を充実させていきたいと思います。

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