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2009年11月25日 (水)

【24】早大本庄的カタマリ『小池の会』

4期生 香川 裕英さん

大学を卒業し、社会人となり、たまに同級生数人で集まって店で酒を飲むという集まりがある。懐かしい顔を見たり、懐かしい話をしたり、幸せな話、活躍している話などを聞くのは楽しい。いい刺激もある。

聞いた話では、部活OBで顧問の先生を招き温泉やゴルフ・・・なんて大人な集いもあったりするらしい。

『小池の会』またの名を『ホームステイ小池ツアー』は、ホーム(ステイ)小池で過ごした同期メンバーが大学1年(昭和63年,1988年)の秋から始め、既に20年を超えた毎年恒例の集まり。
簡単に言えば「泊まりの飲み会」だが、ホームステイ時代に戻ったような寝食を共にする集まりは早大本庄らしくていいものだと思う。
それは「あつまり」と言うより「カタマリ」と言った方がいいだろうか。

大久保山を彷彿させるような木々に囲まれた静かな山中湖の別荘(同期ご家族所有)。そこで『小池の会』は行われる。

そんな恵まれた環境(場所)があるから集まっていられるとも言えるが、20年以上続くのにはそれなりに理由があるのだと思う。
このエッセイを書くにあたって、その理由についてあれこれ考えてみたが、ハッキリ言ってそんな小難しい理由はなく、そもそもが小難しいテーマがあるような集まりだったら続いていなかっただろうというのが私なりの結論になった。

一応、集まってどんなことをしているのか紹介しておく。
昼間はとにかく体を動かす。山登り、ジョギング、サイクリング、ボール遊び、カヤックなど。そして自然と戯れる。ミミズ捕り競争、寒空のもと星を見る、写真、図画工作など。
高校時代に戻ると言うよりも、小学生くらいに戻ると言った方が近いかもしれない。
夜は皆で風呂に入る、メシをつくる、囲炉裏を囲んでメシを食う、酒を飲む、語る。
たまに、ゲームや麻雀。

家族で来るものもいれば、単身での参加もいる。

アクティブなヤツがいれば、寝てばかりのヤツもいる。

定着しているヤツもいれば、しばらく顔を見ないヤツもいる。

そして、私以外、朝が遅い。

けど、それでいい。
カタマリとは言え、ゆるやか。
個々に抑えの効いた自由っぷり。
私のイメージする早大本庄かな。
だから続く。

この別荘には『訪荘記』という宿泊した人が思い出を記すノートがある。
もちろん、その中には集ったメンバーの思い出も記してある。
今年(2009年10月)の訪荘で、昔のページをめくってみた。

■記念すべき第一回(1988年)最初の投稿

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■毎年変わらない同窓会副会長“原岡”の絵日記

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■その他

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■そして、今年(2009年)集まったメンバー

091125_11

後列左から、香川、原岡、深野、大熊、住江、横尾
前列は大熊の息子たち

「まだ連んでんのかよ」と思う人もいるだろう。
早大本庄で、いい思い出もあれば、そんなにいい思い出ばかりじゃないという人もいるだろう。

あくまでこれは僕らなりの卒業後のカタマリ。

早大本庄での出会いはおっさんになっても変わらないひとつの財産。
僕らはホームステイの続きを楽しんでいるのかな。

ちなみに、私はホームステイ小池の住人ではない。
そして、宅通だったメンバーもいる。
そんな会。
自力でそこにたどり着けなくなるまで続けたい、続いて欲しいカタマリだ。

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