2011年6月15日 (水)
【53】卒業論文について
学院19期卒業生の津田です。
今回のエッセーでは、卒業論文について徒然書いてみます。
「本庄高等学院には卒論がある。」
この話題になると、しばしば、
「高校なのに卒業論文があるの?」と聞かれます。
学院は早稲田の付属だから、大学受験にとらわれず、
自由な勉学に取り組むことができます。
この自由な勉学こそが、学院の大きな魅力の一つです。
これは卒業してから、他の高校の話を聞いても今のところ揺るぎません。
手前味噌かもしれませんが…
僕は、学院の卒論で得るものが多かったと思います。
たまたま、後輩の前で自分の卒論成果を発表する機会があり、
模擬的に研究発表の練習もできました。
テーマは「絶対音感は身につくか?」でした。
(本エッセーでは、内容については、触れません。
ちなみに、結論は身につくかもしれない。でした。)
高校3年の7月くらいだったと思いますが、テーマを決める前に
担当していただく教員を選ぶのに大いに悩んだ覚えがあります。
教員を選ぶ観点は学生によって、いろいろで、
1.やりたいことを中心に専門性の高い教員を選ぶ
2.好みの先生を選ぶ
3.楽して卒論が書けそうな先生を選ぶ
などなどでした。
私の場合は、当時ブラスバンドに所属していたこともあり、
音楽に関連したテーマにしたいと思ってました。
また、理工学部に興味があり、
大学の研究室のお話も聞きたいという野望もありました。
迷った挙句、私は、物理の非常勤講師だった三枝先生を訪ねました。
三枝先生は、理工学部応用物理学科の博士課程の方でした。
おかげで、研究室にうかがうことができ、
研究室の備品や、実験室も使わせていただき、とても貴重な体験をできました。
ここで、学院で卒論を書くことの魅力を
自分なりにまとめてみました。
1.やりたいことをやりたいようにできる。
2.専門性の高い先生にアドバイスをもらえる。
3.大学の卒論の予行演習ができる。
4.テーマによっては大学の施設も使える。
5.楽しみ方は人それぞれ!
1.は、とても魅力的ですし、
私は特に、2.に関して、学院は良い環境だと思います。
どの先生もそれぞれ専門分野に精通しているので、
聞けば、かなり深いところまで話してくれます。
これから、卒論に取り組む学院生は、、
ぜひ、この環境を活用してもらいたいですね。
大学の卒論、大学院の修論を執筆する際は、
高校の卒論の拙さに少々恥ずかしさすら感じますが、
高校で卒論を書いたという経験は、とても役に立ったと思います。
学院生の皆様、楽しい学院生活をお過ごしください!
# これを書いているうちにまた稲稜祭に行きたくなりました。
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