2012年7月11日 (水)
【76】OG、新校舎から早稲田を学ぶ
27期生 木暮 美季さん
新校舎が使われる様になってから、母校の早稲田大学本庄高等学院には行ってないけれど、
新校舎については色々な意見が交わされてる。
きれいだとか
羨ましいだとか。
でも
新校舎に対して肯定的でない人だっている。
私も最初はびっくりしたし、
あの旧校舎に遊び行くことはもうないのか、と思うと少し寂しい。
若いけれど、でも三十年もの歴史が詰まっていた。
コンクリート打ちっぱなしの校舎
休み時間に全生徒が行き来するひんやりした廊下
昼休みやコーヒーブレイクに生徒や先生がたかる購買
校庭まで行くのに通らなきゃいけないマムシが出る細道
本庄虫の出現する山の坂道
山全体を見下ろすところでリーダー下級生が声出しする應援部室
文化祭の後夜祭で全生徒が紺碧の空で荒れ狂う中庭
全てが自慢で
大好きな校舎だった。
そこにはもう行けない。
しかし、
時代とは常に前に進むもの。
私の母校は常に変化を続けてきた。
それはきっと前へいく、進化。
元々男子校だったところに
私が通える様になったのも、
そのお陰。
共学化にだって激しい論争があったはず。
男子校でこそ、早稲田本庄だと思っていた人にはひどくショックな出来事だったんじゃないか。
だけど今じゃそれが普通で
受け入れて貰えてる。
なんて恵まれたことなの。
あんなに素晴らしい学校に私たち女子が入れる様になったなんて。
時代の流れと共に起きる変化は
時に人の胸を騒がす。
伝統の破壊や途切れを恐れて
または嫉妬して
受け入れるのにひどく苦しむ事がある。
だけど
それを堂々と、
しかも前進だと思って挑戦するのが、
きっと、
早稲田。
お前が言うなって感じだけど、
今の私も、
その思想の下に存在できているんだと思う。
それは本当に本当に恵まれたこと。
感謝してもしきれないこと。
私はそんな早稲田の為に、母校の為に頑張りたい。
いつか恩返しがしたい。
賛否両論のある新校舎。
旧校舎でも新校舎でも生活を営んだことのある、
今の三年生は激動の時代に生きている。
せっかく早稲田大学の付属校に入ったんだから、
どうか在校生には早稲田のことを今から身体いっぱいに吸い込んで欲しい。
早稲田への弛みない愛を育んで欲しい。
心から願っています。
そして、
新校舎に対して、
例え良くないイメージを持っている人がいたとしたら、
そんな人こそ新校舎に遊びに行って欲しい。
絶対に受け入れらる。
私も早く行きたい。
校舎は違うけど
早稲田大学本庄高等学院に形なんてなくて。
自分の人生の中の三年間にずっと生き続けてるんだから。
最後に、
早稲田に入って本当に良かった。
まだ大学在学中だしまだまだ気が早いけど
私の中で早稲田は自慢で誇り。
大好きだ。
長々とすみません。
これだけはどうしても文字に起こしたくて。
てなわけで
私は前を向いて
早稲田を愛する、
1人の人間として
頑張っていけたらと思います。
以上、
早稲田大学本庄高等学院
女子生徒2代目☆←
まだまだ若いぞ
早稲田大学2年の
小娘からでーした。
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